ある夏の日の食卓
野菜は、食べる前に水にさらしてやると、
ぐんと美味しさが増しますね。
水はけが良い、足つきの竹ざるは、
日本の気候風土に合った便利な道具。
夏の台所でも大活躍です。
朝から強い日差し。
日傘をさして買い物に出かけたら、
美味しそうな夏野菜が店先に並んでいます。
よし。暑さに負けずに、美味しくしっかり食べましょう!
暑い!
でも、頑張って揚げて冷蔵庫できんと冷やした揚げ浸しは、
夏だからこそ楽しめるお料理。
素麺に添える掻き揚げも、汗を拭き拭きがんばって揚げます。美味しい食卓のためなら。
細かい目で編まれたざるは、
そのまま食卓で器としても使える美しさです。
お豆腐も揚げ浸しも良く冷やして、硝子の器へ。
あんなに熱々の液体状だった硝子が、
冷えて固まるとこんなにも涼しげな表情になるなんて、
とても不思議ですね。
卓上で使いやすい小ぶりの薬味セットも重宝します。
すりたての生姜を冷奴に、なんていうのも良いですね。
薬味たっぷりでどうぞ。
夏の定番料理って、子供の頃の夏休みを思い出させて、
なんだか好きです。
群馬県にある上越クリスタル硝子さんで、Maduのために作っていただいています。
工場にお邪魔した際の様子を、少しご紹介しましょう。
そこに色ガラスのチップをまぶし、ふたたび炉へ戻してなじませます。
その硝子を、型にぽとんと落とすように流し込み、
液体状の硝子がまだ柔らかいうちに、型を高速で回転させると、
遠心力で引き上げられ、硝子が上に上がり、器の形になるのです。