Casa Alegreの美しい硝子器を作り出す工場を訪ねました
ポルトガルの首都リスボンから車で「飛ばす」こと約 1 時間。
Casa Alegre の美しい硝子器を作り出す工場と併設するショールームを訪ねました。
伝統的な技術で生産されているグラスのイメージから、
勝手に昔ながらの硝子工場を想像しながら向かいました。
例えば、イギリスの窯業の街で訪ねた窯元はどこもとても小規模で「ほそぼそと」
生産をされているところが多かったり、他の国のテーブルウェアメーカーさんも、
その生産量の割には、割とコンパクトな工場だった印象が残っていたのも
あったのかもしれません。
ところが!
ポルトガルで訪ねた工場はどこも、広大な土地に、綺麗な(新しい)棟が並び、
端から端まで移動するには自転車をお借りしたいほど。
この Casa Alegre も例外ではありませんでした。
ヨーロッパの生産拠点が、近年ポルトガルに移って来ているのだそうで、
各工場は増床しながら最新の機械を設置。
多くの従業員をかかえ、景気の良さが目に見えるようでした。
活気がある工場では、とても多くの職人さんが、
きびきびと働いています。
熱々の硝子たねを竿の先に巻きつけて、
行程にあわせてあちこち移動されるので、
見学している我々も邪魔にならないように、
あちらへこちらへ。
機械の動く音、炎の燃える音、
職人さん達の掛け声…
まさに「動!」の活気です。
打って変わってこちらは「静」。一点一点丁寧に検品、磨きをして行きます。
ショールームも迷子になる広さです。
ずいぶんと鮮やかな色のサンプルが並んでいますが、
Madu のテーブルに、日本の食卓に合うように、セレクト、色変えをして行きます。
そうして出来上がり、先日日本に無事やってきたのがこちらのシリーズ。
型吹き硝子特有の柔らかな凹凸が、光を受けてとても綺麗です。